娘の仲良しのKちゃんが、4月から転園したことを知りました。
転園してからもうすぐ一か月が経とうとしているというのに、どうして今まで気が付かなかったのでしょう。
娘は、園のことを自分から話すことはほとんどないし、園からも聞いていませんでしたので、自分で気づくしかありませんでした。
一番ショックを受けているのは、娘ではなく私のような気がします。
新クラスの違和感
思い返すと、4月になって新しいお部屋へ迎えに行くようになってから、娘の周辺に違和感を感じていた気がします。
その違和感がなんなのかよくわからないままでしたが、きっとお部屋が変わって、新しいお友達が増えたせいだろうと思っていたのです。
新しいクラスにいるときの少し不安そうな娘の表情も、気になっていました。
昨日の朝、ここ最近Kちゃんをみかけていないと私はやっと気づき、娘に聞いてみました。
「最近Kちゃんと遊んでる?昨日は遊んだ?」
「・・・」
「もしして、お部屋変わってから、Kちゃんいなくなった?」
「Kちゃん、いなくなった。Kちゃんいなくてさびしい。」
娘が、私の言うことを復唱しているだけという感じもぬぐえなかったので、その後園で先生に聞いたところ、「Kちゃんは転園したんですよー」と教えてくれました。
私の予想と、娘の言っていたことは本当で、やはり4月からKちゃんは娘と同じお部屋に通うことはなかったようです。
Kちゃん
Kちゃんは、娘よりも月齢が2か月上の子なのですが、積極的な女の子で、一人の世界で遊びがちな娘とは対照的な子だなあと思ってみていました。
娘が登園すると部屋の中から迎えに来てくれたり、手を繋ごうとしてくれたり、娘と「遊びたい」「一緒に帰りたい」といつも言ってくれるような子でした。
積極的なKちゃんから娘のところに来てくれることが多かったので、娘からKちゃんにいくことは少なかったのですが、時々、「Kちゃんと遊びたい」「Kちゃんすき」と家で言うことがありました。
娘にとっても、大好きな子だったのではと思います。
私にとっても思い入れのある子で、慣らし保育2日目の朝に娘が大泣きした際に、娘に近づいて頭を撫でてくれたのもKちゃんでした。
あのときのKちゃんのおかげで、私がどんなに安心したことか。
今年の1月からお迎えの時間を早めてからは、Kちゃんとの絡みがなくなったなあ、と寂しく思っていました。
クラスが変わってからKちゃんがいないことに、娘が気が付いていたのかどうかはっきりとはわかりませんが、なんとなく気づいていたのではと私は思います。
きっと言葉にできないながらも、寂しい気持ちを抱えていたのではないかな。
別れの時の感情
娘は2歳10か月なので、大きくなった時にはKちゃんのことを覚えているかどうかわかりません。
きっと、覚えていないでしょうね。Kちゃんも同じ年齢なので、同じでしょう。(私には自分自身の2歳の時の記憶がないので・・・)
ですが、いつも一緒に楽しそうに遊んでいる二人の姿を毎日見ていた母としては、寂しい気持ちでいっぱいなのです。
娘のことを大好きでいてくれたKちゃんとの思い出は、私の心の宝箱に仕舞っておくことにしましょう。
2歳児はまだ、お友達がいなくなって寂しくて泣くとか、そういうことはないみたい。
喪失感みたいな感情はまだまだこれからなのかな。
ないものはみない、あるものをみている。そんな感じ。
感情や思考はまだまだシンプルです。
Kちゃんは今頃どうかな、と思いを馳せています。
Kちゃんの住所は、園と同じ小学校地区ではなかったそうで、4月からはきっと自宅の近くの園が決まったのですね。
パパママの負担が減るのは、Kちゃんにとっても喜ばしいことだと思います。
新しい園でも、Kちゃんにとって大好きなお友達ができるといいな~と願っています。
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