こんにちは。時短勤務で働きながら、2歳4か月の娘を育てている、なくもです。
時短勤務は、子供が3歳の誕生日を迎えるまでの制度だそうで、私の場合は、来年の6月に娘の3歳の誕生日が来た時点でこの制度が使えなくなるみたいです。
会社によっては3歳以降も時短勤務を継続できるところもあるみたいなので、勤め先に一度確認してみてくださいね。
私は、時短勤務後も働き続ける予定でいるので、そろそろこれからの働き方について考えたい時期に差し掛かってきています。
そこで、これからどれくらい働きたいかについて考えてみました。
家事や子育ての時間を増やしたい私が希望する条件は、労働時間を月100時間以内くらいに抑えたいということ。
時給1000円ほどの場合、月100時間は年収にすると120万円くらいなので、社会保険に入るべきなのか、もっと年収をおさえて夫の扶養に入るべきなのか微妙なライン。
社会保険に入った場合と夫の扶養に入った場合で、年収を比較してみた結果、もっと年収を抑えて夫の扶養に入ることに決めました。
どうやってその考えに至ったのか気になる人もいると思うので、考えた過程をメモしていきたいと思います。
私と同じように時短制度終了後の働き方に悩んでいる方の参考になれれば嬉しいです。
時短勤務後の選択肢
時短勤務終了後も同じ会社で働こうと決めている私の場合は、選択肢は二つ。
正社員(フルタイム)か、パートか。
両者のメリットとデメリットを書き出してみます。
正社員・フルタイムで働くメリットとデメリット
メリット
- 年収が上がる
- 月収が安定する
- キャリアを維持できる
時短勤務後も正社員として働き続ける場合、勤務時間はフルタイムになるので、所定労働時間が1日6時間→8時間に延びます。
なのでその分の月収は上がります。
デメリット
- プライベートの時間が減る
フルタイムで働く場合、育児や家事に割く時間は減ります。
今までやっていた自分の育児・家事分担の中の一部を夫にお願いしたり、近くに住む両親にお願いする必要が出てくると思います。
家族の理解と協力をどれだけ得られるかが課題になってくる。
パートで働くメリットとデメリット
メリット
- 子供や家族にかける時間を増やせる
- 勤務時間の融通がききやすい
- 休日を増やせる
- 在宅ワークの時間を増すことも可能
時短勤務中には余裕がなくて難しかった、栄養バランスの整った料理をつくることや、家の中の整理整頓などに自分の時間をかけるのもいいな。
子供が小さいうちに一緒に遊ぶ時間も増やしたい。
今も細々とブログを書いているけれど、在宅でできる仕事を見つけてお金を稼ぐ方法も模索してみたいし。
デメリット
- 年収が下がる
- キャリアの維持がむずかしい
パートで何時間働く?
メリット・デメリットをそれぞれ書き出してみると、頭で考えているより考えが明確になってよかったです。
そして、自分にとっては、パートで働く方がメリットが多いことに気づきました。
これを読んでいるみなさんはどうでしたか?
さて、パートで働くと決めた後、問題になってくるのは働く時間。
私の周囲でよく耳にする判断材料は、自分の会社の保険に入るか配偶者の扶養にはいるか。
だけど、それぞれにどんなメリットデメリットがあるの?と疑問に思ったので自分で調べてみました。
パート先の会社の保険に入るメリットとデメリット
メリット
- 将来受け取れる年金が増額
- 傷病手当金・出産手当金の給付が受けられる
デメリット
- 社会保険料が毎月の給料から天引きされ、手取り額が減る
高額な社会保険料を今は毎月引かれているけど、夫の扶養に入れば保険料を払うメリットがなくなってしまうと思うと、惜しい気もします。
扶養に入る
扶養に入るとよく聞きますが、実は扶養には2種類あって、それぞれ年収の上限があるそうです。
皆さんは知っていましたか?
調べてわかった事なのですが、扶養には税制上の扶養と社会保険の扶養の2種類があるそうで、
税制上の扶養とは、配偶者特別控除を受けられるということ。
社会保険の扶養とは、配偶者の社会保険に入ること。
税制上の扶養内にしたいなら年収は150万~201万円以内におさえることが大事で、
配偶者特別控除の控除額は、配偶者の年収150万円以内であれば満額の38万円を控除できますが、年収201万円に到達するまでに控除額はどんどん減っていきます。
また、社会保険の扶養内にしたいなら、パート先の会社の保険に加入しないように年収を抑える必要があります。
パート先の会社の保険に入らないようにするには、従業員数50人以下の会社では年収130万円未満、従業員数51人以上の会社では年収106万円(月収8.8万円)がボーダーラインになるとのことです。
世の中には、税制上の扶養のみの状態の人もいれば、税制上かつ社会保険の扶養状態の人もいる、そんな感じですかね。
税制上のみで会社の保険に加入している場合、仮に年収が130万円だと、社会保険料の19万円が給与から天引きされるみたいです。
となると、配偶者控除でどれだけ所得から控除されるか気になりますよね。
私の周りでいうと、「扶養に入る」というと、税制上かつ社会保険の扶養状態の人が多い感じがします。
そこで、税制上かつ社会保険料の扶養状態の場合、メリットとデメリットを考えてみました。
メリット
- 配偶者控除が受けられる(年収を150万円~201万円以内に抑える)
- 社会保険料の負担がなくなる(年収を106万円~130万円未満に抑える)
デメリット
- 年収が減る
- 保険変更の手続きがある
- 毎月シフト作成で時間調整する必要がある
【参考】「保険に加入」の場合、「扶養に入る」場合の労働時間と年収の比較
夫の扶養に入る場合。
配偶者である私の年収を150万円ほどに抑えれば、納税者の夫が配偶者特別控除を満額で受けることができます。
控除額は満額の38万円。(控除額は配偶者の年収・納税者の年収が上がれば上がるほど額が小さくなります)
納税者の課税所得にかかる所得税率は10%(年収700~900万円では20%)、住民税10%(全国一律)になります。
うちの場合、計算してみると、配偶者特別控除で安くなる金額は7万円ほどでした。
次に、私がパート先の保険に加入する場合。
うちの会社は従業員数51人以上の会社に該当するので、年収106万円(月収8.8万円)以上で社会保険加入しないといけません。
そうなれば、仮に年収106万円だと、社会保険料が15万円給与から天引きされます。
夫の扶養に入る場合とパート先の保険に加入する場合では、働く時間と年収にどれくらいの違いがあるのかが気になったので計算してみました。
私のパート先の時給が1000円、夫(納税者)の合計所得金額が900万円以下の場合で実際に計算してみました。
パート先の会社の保険に入るなら
週21時間以上の勤務(会社の保険の加入条件)
89時間/月 月収8万9千円 年収106万8千円
〇社会保険料 -15万円ほど
〇配偶者特別控除なし -7万円ほど
〇自分自身の住民税 -1万1千円(所得割は、課税対象額(年収162.5万円以下なら98万円を引いた額に税率10%を掛けた額・+5000円)
〇所得税 0円? 106万円(課税所得)ー103万円(基礎控除48万円と給与所得控除55万円)-保険料-生命保険料控除=0万円×5%
年収から引かれる金額は、-23万1千円
手取りを減らさないようにするにはどれだけの時間働かなければいけない?
聞いた話によると、社会保険に入るなら手取り額を減らさないように社会保険料や住民税分を時間に換算して多めに働いているという人もいるようです。
なるほど。そういう考えもあるのかと思いました。
その話にのっとると、私の場合はどれくらい働けば社会保険料をペイできるのか、気になったので計算してみることにしました。
231000/1000/12=19.25
月+19~20時間ふやす 108時間/月
108時間/月
月収108,000 年収1,29万6千円
〇社会保険料 19万円
〇配偶者特別控除なし 7万円ほど
〇住民税 33000円
〇所得税 0円?
-293000円
私の場合、月に108時間働き、年収を129万6千円ほどにまであげれば、年収106万8千円の時の社会保険料や住民税はペイできるようです。
でも、増えた年収に対しての社会保険料や住民税が当然かかってきまよね。
自分が仕事にさける時間をよく考えたうえで、これについては考えるべきだなと個人的には思いました。
夫の扶養に入るなら
週20時間以内の勤務
85時間/月 月収85000円 年収102万円
〇社会保険料(厚生年金、健康保険料)免除 (仮に年収106万円の場合は15万円ほど)
〇配偶者特別控除出やすくなる金額 +7万円ほど
〇住民税 -5~6千円 100万以下は非課税
〇所得税 ゼロ 年収103万円を超えると自身の所得税がかかる
社会保険料、所得税、住民税をすべて払いたくないなら、年収100万円未満に抑える
住民税は少ない 時間にすると1年で5時間分だからここはかけた方が得
+225000
年度途中で時短勤務→パートに変更は、勤務時間の調整をする必要が出てくる
よし、来年の時短勤務終了する月から夫の扶養に入ってパートになるか。
いや、ちょっとまて。
年末調整の対象となる給与は1月~12月。
年度の途中で時短勤務からガクンと勤務時間をへらしてパートになるとすると、年収を抑えるために調整した月平均の勤務時間を、次の年度でまた変更する必要が出てくるよなあ。
それは、ちょっとめんどくさい。
というわけで、私は2025年の1月から夫の扶養に入りパートになろうと決めました。
自分がどれだけ仕事に時間をさけるかをまずは考えてみる
思い返せば、育休復帰前も時短勤務で働くか、パートになるかで悩んでいました。
そんな私が、時短勤務後、育休復帰後の働き方に悩んでいる人へ伝えたいことは、どれだけ自分の時間を仕事にさけるかよく考えるのが一番大事ということです。
仕事に育児・家事で忙しい中、自分の時間も確保して一息つきたいですよね。
働き方を決めるのに、年収の壁や社会保険に入るかどうかなどいろんな判断材料がありますが、結局、決め手になるのは、『忙しい毎日の中でどれだけ仕事に時間を割けるか』だと私は思います。
この記事が少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
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