毎年雪で遊べるのは、雪国に住む子どもの特権だと思う。おすすめ雪の絵本

子育て

北陸に住んでいます。

今朝のラジオでは、『ジェーピーシーゼット(JPCZ)』という、耳慣れないワードを聞きました。

この、『JPCZ』なる帯状の雲が北陸の上空に発生すると、短時間で大量の雪が降るとのこと。

危険な雪の原因になる雲らしい。

30年以上北陸に住んでいるけれど、そんな雲、初めて聞いたよ。

今後も、このとんでもない雪雲がどんどん北陸に流れ込んでくるらしい。

しばらくは、自宅や職場周辺の積雪も続きそうです。

雪は大変なこともあるけど、私は雪が好きなので、毎年雪予報を聞くとわくわくしてしまいます。

1日のスタートは雪かき

今朝は幸いにも雪かきするほど積もっていなかったのですが、昨日は、雪かきが朝一番の仕事。

普段からどこへ行くにも車が欠かせない地域なので、職場へ出勤する際にも、雪をどかさないと車を出せません。

家の前の道路は除雪車が入ってくれた跡があり、助かりました。

やっとのことで車を出して、職場へ到着後も最初の仕事は雪かきです。

外のどこをみわたしても、建物のそばで雪かき作業をしている人が見えました。

お昼の時間帯には、薬局長にケーキを人数分おごっていただきました。

職場の窓の外の雪景色を見ながら食す、ベイクドチーズケーキ。

甘さが心と体に沁み渡りました。

夕方の帰宅時も、しんしんと雪は降り続けていました。

車を出そうとしたらタイヤが空回り。

抜け出せずにいたら、工事現場の屈強な男性がやってきて車体の後ろを押してくれ、やっと出られました。

大雪の日は大変なことが本当に多いですが、思いがけない人からのやさしさが、いつもより温かく感じられます。

雪国に住む2歳の娘

わが家の2歳の娘は今、雪というものを体験中です。

今朝も、積もった雪を靴の底で踏みしめる感触を確かめたり、手のひらにのせた雪が溶けていくのを眺めたりしていました。

積もった雪を見て、泡かな?ソフトクリームかな?と言葉にしているのをみて、雪を娘なりに捉えようとしているのかな?と私は思っていました。

私が住む北陸では、毎年たくさんの雪が降ります。

みぞれのようなべたべたした雪、コツコツと皮膚に当たる硬い霰、まるで空から綿が落ちてきているようなフワフワした見た目のボタン雪、粉が舞っているような細かい雪・・・

強風とともに吹き付ける雪、風の少ないときにひらひらと落ちてくる穏やかな雪も。

凍った路面やつらら。うずたかく積もった雪が日に日に溶けて無くなっていく様子。

一言で雪といっても、実はこんなに豊かな表情があるということは、雪の多い地域に住む人にしかなかなかわからないのではないでしょうか。

雪の性質の違いや面白さを毎年体験できるのは、雪国に住む子供の特権ではないかと思います。

雪以外に視覚や感触をこんなに豊かに刺激するものってあるかな?と考えてしまうほどです。

北陸で生まれ育った私は、どんなに大変でも、毎年雪がなければやはり寂しいです。

とはいっても、雪で家が壊れない程度に・・・(^_^;)

雪の絵本

今、2歳7か月の娘が読んでいる絵本。

絵本は私が図書館で借りてくることが多いですのですが、『ゆきのひ』は、絵に惹かれて持ち帰りました。

とても素敵な絵なので、おすすめです。

話の内容は、主人公の男の子が自宅を出て雪道を歩いたり、雪玉をつくってポケットに入れて持って帰ったり、雪で遊ぶ様子が描かれています。

文章は少し長いからか、娘は私がそのページを読み終わらないうちに、次をめくってしまうことが多いです。

絵は好きなのか、じーっとよく見ています。

昨日は、自宅の木に積もっている雪を、そのへんに落ちている木の枝でつついて遊んでいました。

この絵本の主人公の男の子、ピーターの真似です。

「しんせつなともだち」は、雪の降った寒い日に友達を思いやって、拾った食べ物を友達の家に置いていくという優しい内容のお話でおすすめです^^

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