ボタンを押す、コップに牛乳を注ぐ、ドアを開ける・・・生活上のささいな動作を何でも自分でやりたがるうちの2歳児。
あっ・・・と、いつもの流れで私がやっちゃうとすっごい怒られます。
やらせて思い通りにいかないと泣いて暴れます。
たまたまうまくいったときの、親の気持ちの晴れやかさといったら。
おそらく本人よりも喜んでいます(1度機嫌を損ねると次の行動に移るのにめちゃくちゃ時間がかかる)。
2歳のやる気、パワーはすごいです。
それだけのやる気がいつまでも続けば、何でもできるし、何にだってなれるんじゃないかと思います。
寝起きの悪いちび柑、好奇心を利用して起こせるか実験
2歳のちび柑がどれほど好奇心とやる気にあふれているのか、今朝の出来事をお話しさせてくだい。
朝6時。ちび柑を起こす時間になりました。
「ちーび柑!おきて」
私の声が届いたようで、もぞもぞと動いて、1回寝返り。そして、スースー。
まったく起きません。
「ちび柑おきて!朝だよー」
次は思いっきり背伸び。そして、スースー。起きる気配なし。
続いて、両わき腹をコチョコチョ。
「いやの!!(怒)」
めちゃくちゃ嫌そうな顔で手を振り払われました。それでもまだ寝続けるつもりのようす。
うーん、無理に起こすか?
いや、焦るな。ここで機嫌を損ねれば、このあと行動に移るときにかなり時間がかかる・・・
そこで、ピーン。
閃きました。
「ちび柑、お料理しよう。卵、パッカーンって割ろう!」
すると、首が上下にコクコクコク!目を閉じたまま頷くちび柑。そして、
「たまご、パッカーンする!!」
と言うと、体を起こして布団の上に座っているではありませんか。
その顔は、満面の笑顔。
2歳のちび柑は、眠気より好奇心がダントツ勝るようです。
おぎょうぎ(お料理)やる!!
おりょうりの発音は「おぎょうぎ」ですが、料理への意欲はすごいです。
小さい手で、卵の殻を割ろうとするちび柑。
まず、卵の殻のヒビに指を入れるところから。
次どうするのか見ていると、殻が割れる感触を楽んでいるだけで、全然次に進もうとしません。
中身を出すという目的を完全に見失っていますね。
そして、生卵がついてぬるぬるした手を閉じたり開いたりして遊び出すのでした・・・
こうなると時間がかかります。
2歳の目にはなんでも新鮮に映るからか、やっている途中で目的を見失ってしまうことがよくあります。
こういうときは、たぶん子供の経験を増やすという意味では、好きなようにやらせてあげるのがいいんだろうな、
と、常々思っています。
だけど、それをみているのは親の忍耐力が相当必要だと思う!
かと思えば、勝手にやると子供に癇癪を起されダブルパンチ。
ほんと、メンタルやられるのってこういう時。。
ついに我慢できなくなった私は、ちび柑の手に自分の手を添えて中身を出してやりました。
ナチュラルかつ、迅速に。←ここ大事。
癇癪起こすか?と思っていたら、ボールに割り入れた3つの生卵をじっと見つめていたちび柑が一言。
「おめめとおくち。」
3つの黄身でお顔を想像していたみたい。
卵を割った後は、二人で一つの泡だて器を動かして生卵を混ぜ混ぜ。
混ぜるところまでやったら満足したのか、またはお腹が空いたのか、ちゅっちゅと親指を吸い始めました。
焼く前まで、お料理できれば満足のちび柑でした。
時間の都合上、精神衛生上、ムリな時はムリだけど、子どものやる気や好奇心の芽を摘み取らないようにと考えるのはどの親も同じ。
親はやれる範囲で、子供に好きなようにさせてあげたいものですね~。
コメント