先日、私が膀胱炎になった時の話です。
今まで何度か膀胱炎になったことがありましたが、今回はじめて病院を受診しました。
なぜ受診したかというと、いつも使っている市販薬では症状がまったく改善しなかったからです。
実は1か月ほど前にも膀胱炎にかかっていて、その時は市販薬をのんで数時間ほどで痛みが治まりました。
そこで油断して飲むのをやめてしまったのが良くなかったのかもしれません。
一か月後、再び痛みが出てきました。
ドキドキのはじめての泌尿器科
さすが泌尿器科。
受付が済み、真っ先に案内されたのは尿検査。
はじめて受診してよかったなと思ったのは、尿検査で他の病気がないか、しっかりみてくれたことです。
膀胱炎の診断は尿中に白血球が出ているかどうかで決まるようですが、今回の尿検査では白血球が検知されなかったとのこと。
「でも、顕微鏡でみたら白血球ありました」
と淡々とおっしゃる先生。そして無事に「膀胱炎」の診断が下りました。
検査結果だけじゃなく、さらに顕微鏡で詳しく見てくれたようです。
事前にネットで得た知識では、膀胱炎をそのままにし悪化すると、腎盂腎炎という発熱や腰の痛みを伴う重い病気になることもあるとのこと。
私の場合は、他の病気じゃなくて膀胱炎からくる症状だということがちゃんとはっきりして安心できました。
抗生剤を1週間分処方してもらい、それを飲み始めて翌日には痛みはだいぶ治まりました。
再発後は市販薬を服用し続けても2日間は症状が治らなかったので、抗生剤を飲んで痛みがほとんどなくなってからはほっとしました。
2日間も排尿するたびに痛いのは、ホントにしんどかったですから。
尿検査で白血球が出なかったのはなぜ?
「いつも飲んでる薬ある?」
診察中、先生にきかれ、常用している薬はないけれど、、そういえば。
「午前中にレボフロキサシンのみました」
そう答えると、納得顔の先生。
「だから検査に白血球が出てこなかったのかもね。その抗生剤効いてる?」
服用して4時間ほどなので、そんなに早く効果が出るものなのかな?と思いつつ、さきほどの尿検査を思い出し、いや、まだ痛い。
「効いてないみたいです。」
レボフロキサシンとは、抗生剤の一種。
レボフロキサシンは、私が働く薬局の門前病院では、膀胱炎の患者さんによく処方が出る抗生剤です。
検査前に抗生剤を飲んでいたことが、検査結果がうまくでなかった原因だったようです。
抗生剤が手元にあったのには理由があって、実は、受診した日は病院受診を理由に仕事を早退していました。
薬局責任者の薬剤師に尋ねられ症状を伝えたところ、
「早めのほうがいいよ」
と手渡された1錠の抗生剤。
薬局が職場でラッキー!とその時はおもったのですが、検査結果に影響することは考えが及ばず飲んでしまいました。
翌日の朝出勤したとき、抗生剤をくれた薬剤師さんから「あとでしまったと思ったんだよね、ごめん」謝られました。(笑)
彼女が厚意でくれたことはわかっているし、私は勉強になったから全然いいんですけどね。
私が「レボフロは効いてない」と診察の時に答えたからか、違う種類の抗生剤を処方してもらったことをその薬剤師さんに伝えると、興味深そうにしていました。
辛い膀胱炎。おすすめは受診。だけど市販薬を使てみるのもアリ。
膀胱炎は女性になりやすい病気とのこと。
私も同じだけど、子育てや仕事でいそがしいとトイレを後回しにする女性って結構多いと思う。
抗生剤は医療用医薬品なので、病院受診し処方してもらわないと手に入らないお薬。
ドラッグストアなどで自己判断で購入できる市販薬には、抗生剤のような原因菌を殺す効果はないそうです。
しかし、市販薬でも膀胱炎の初期の症状であれば、しっかり水分を取って飲み切ることで治すことができるみたいです。
今回経験して身に染みてわかったのですが、膀胱炎の症状が出たらできるだけ病院受診がおすすめです。
でも、膀胱炎の市販薬は、とりあえず痛みだけは治まることがあるので、病院が開いてなかったり、忙しくて病院受診できないときにつなぎで市販薬を使うのはアリだと思います。
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