2歳 激しさが本格化したイヤイヤ期。1日に何度も怒ってしまう日々の中で考えたこと

子育て

こんにちは。2歳児ママのなくもです。

最近、イヤイヤを発動した娘に対してどう接するべきなのかということについてよく考えています。

娘が0歳10か月のとき。食事やお着替えの時などにやたらとイヤイヤ言うようになったな~と思い始めたのが、イヤイヤ期のはじまりだったと思います。

娘のイヤイヤ期は、徐々に勢いを増しながらかれこれ1年半ほど続いていますが、ここ2週間ほどのイヤイヤの対応ほど悩むことはありませんでした。

他のことで気をそらしたり、いつもの順番を変えてみたりいろいろ工夫してきましたが、これまでうまくいっていたやり方でうまくいかないことが多くなり、親の私も自分の思い通りにいかないので、イライラした感情のまま怒ることもしばしば。

怒ってしまったあとは必ずと言っていいほど、罪悪感に苛まれ落ち込んでしまう私です。

娘が成長して、言葉や状況についてだんだん理解できるようになっていることが、以前よりうまくいかないと私が感じる理由なのだと思います。

同じ理由で、言葉で説得できる場面も今は少しづつ増えてきました。

娘は間違いなく精神面でも成長しているので、親の対応も変える時期なのかもしれません。

超理性的な親と超感情的な親がいるとしたら

感情のコントロールは本当に難しい問題ですよね。

子どものイヤイヤが発動する局面で、親にとっていつも悩ましいのは、湧き上がるネガティブな怒りなどの感情。

先ほども書きましたが、感情のまま子供を怒ってしまったとき、私は罪悪感に苛まれて落ち込んでしまうときがあります。

でも、怒りなどのネガティブな感情は誰にもある感情です。それを子どもに表現してしまったこと自体、本当に罪悪感を感じなくちゃいけないことなのか?

ある日ふと、そんなことを思いました。

イヤイヤの対応に疲れた日、YouTubeに見入っている子供の横でやっと頭の中が冷静になった私は、いったん考えてみることにしました。

極端な例として、次の2つのタイプの親を思い浮かべました。

1人目の親は、自分の怒りの感情をまったく子供に見せない親。

子供が親の思い通りに動いてもそうじゃなくても、子供を見つめるまなざしはつねに穏やかで、対応はいつも冷静で理性的。

2人目は、怒りの感情をつねにストレート子供に見せる親。

子供が親の思い通りに動かなければ、つねに感情的に怒ったりします。

2人とも究極に極端な例なので、世の中の親は2つの例の中間にいる親がほとんどだと思いますが、

もしかするとどっちも良い点があるし、どっちも良くない点があるんじゃないかなーと思ったりします。

子どもが同じことをしても怒るときもあれば、怒らないときもある、それが人間の親として当然の姿ですよね。

1人の人間にはいろんな面があるし、感情もあるし、さらに時と場合もある。

いろんな条件によって反応を変えるのが人間だと思うんです。

子どもは毎日親の反応を見て学び、そんな当たり前の反応をする人間と接する経験を積んでいるんだと思います。

だから、感情的に怒ってしまっても私が罪悪感を感じる必要は全くないかもしれないのです。

むしろ子供の経験値としてみれば、プラスだったりして。

私はどんな親になりたいか 幼少期を振り返ってみる

この悩みについて話したとき、夫が私に話してくれたことがあります。

「接し方を考えるのも良いけど、どんな親になりたいかも大事じゃないの?」

たしかに、その視点は大事かも、と思いました。

自分がどんな親になりたいか。

私はこれまで、常に穏やかに冷静に子供に接する親になろうと無意識にがんばってきた気がします。

大抵うまくいかなくて落ち込む時が多いのですが。

あらためて、本当に自分がなりたい親の理想像とは、常に穏やかで冷静な親なのだろうか、、、

そうやって考えてみると、いついかなるときも穏やかに冷静でいることが私の理想ではないな、と気づきました。

ちょっとした条件で揺れ動くのが人の感情なので、いつも冷静でいるなんて到底ムリな話なんだと思います。

ポジティブな感情もネガティブな感情も、感情豊かに表現することは大切で素敵なことだといつも思いますし、自分の感情を上手に表現できている人を見かけると、本当に素敵だなと思います。

感情表現をするときに大事なのは、表現の仕方を考えること。

親が感情的になり過ぎたとき、私が思う一番の懸念点は、理性のない表現を子どもに向けることで、子どもが自身の捉え方を誤ってしまうことだと思います。

私の幼少期の話を少しすると、私の両親は二人とも激情型の人たちなので、わけもわからず急に怒鳴られたりすることがよくあり、幼少期の私は家ではいつもびくびくしていて不安定でした。

両親は常に怒鳴るとかではなく、同じことをしても穏やかに笑っているときもあったと思うので、先ほどの極端な2つの例の中間にいる親です。ごく一般的な親なのかもしれません。

父は感情に任せて母や子供に対して怒鳴ることの多い人でしたが、母には、機嫌が悪いときに叩かれたり物を投げられたり暴言を吐かれた記憶があります。

ある時は、怒り狂った母に何時間も車に乗せられて、山の人気のない場所に連れて行かされ、車から降りるように言われて降りれずに大泣きしたこともあります。

その当時の私は保育園~小学生でしたが、自分が必要ない存在じゃないか、人生は辛いといつも考えていました。

親から感情をいろんな形でぶつけられて育ったことで、感情について人よりもたくさん考えてこられたと今となってっはポジティブに考えられていますが、

幼少期に私が持ってしまった考えについては、人格を形成する上でよくない影響があったと、これまで生きてきた自分を振り返ってみても本当に思います。

娘に当時の私と同じ考えを持たせてしまう親には絶対になりたくないと思いました。

イヤイヤの対応でどんなに感情的になっても、子供や人に対して言ってはいけないことを言わない。やってはいけないことをしない。

自分の幼少期を改めて振り返ってみてそのことが、自分の中ではっきりした気がします。

親としてなによりも避けたいことは

イヤイヤ期でも、反抗期でも、そうじゃなくても、親として避けないといけない子どもの状態とは、なんだろう?

それは、子どもを不安にさせることじゃないでしょうか。

親に見放されるんじゃないかと不安になることは大人の想像以上に子供にとっては苦しいものです。私は実体験でそれを学んでいます。

自分が苦しい経験をしたからこそ、私はこれからの人生上で、子供を不安にさせることは絶対に避けたいです。

受け取り方は人によって違うので、同じ親でも私のような考えをもたない子もいるかもしれませんし、感情に任せてひどいことを言ってしまうことは誰でもありうることだと思います。

どんな時でも、『あなたが大事だよ』というメッセージを言葉や行動やいろんな形で子どもにいつも伝えられる親になりたい。

「自分は親にいつも大切にされている」、と子供が感じながら育ってくれれば私にとってすべて成功なんじゃないか、と思いました。

最後に今回のタイトルに戻りますが、育児において局所的なイヤイヤ期に対する接し方に悩むよりは、普段から子供を安心させてあげることに全注力すべきなのかなと思いました。

2歳児を育てるみなさんは、どんな親になりたいですか?

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